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保護されたメジロの対応について

2017年6月12日浦和西警察より電話にて連絡があり、容体がよくないため、すぐにレスキュー持ち込み。(18時30分)

体重 8.3g 重度の脱水症状、脈の低下、神経麻痺状態、首が右にまわり意識も朦朧としている状態、低体温のため30度の看護ケースに移動、その後28度の温度に落として補水。

メジロのくちばしは細く、舌も花の蜜をすうために特殊です。
ニードルによる強制給仕はできないため、消炎鎮痛剤をまぜ、かなり薄めのエグザクトで小さいシリンジで少しづつ飲ませます。
2時間おきに24時間で 本当に少しづつ飲ませていきます。
2時間後、排便し少し意識もしっかりしてきましたが首はまがり、自分で立つこともできず、看護ケース内で2~3回はばたき、ひっくり返るような状態になるため、看護ケース内に小さいケースをいれてひっくり返らないようしばらく様子をみました。
暴れて食べたものが気管につまらないようにです。
このようなことを2時間おきに繰り返し、翌朝りんごジュースを入れたシリンジをくちばしの先にもっていくと長い舌をシリンジの穴に入れて吸えるようにはなりましたが、手でつかんでいないと身体が反転してしまいます。
2日間頑張りましたが今朝6時50分に亡くなってしまいました。

このような場合、助からない場合も多いですが助かった場合でも自分で自食することができないため、給餌の作業が負担になります。
8gの体ではすぐに脱水になってしまいます。
またハチドリのように細く小さいくちばしと同じような舌を持つメジロは強制給餌もできないため、大変難しいのが現実です。
脱走してガラスなどに激突した鳥がたまに持ち込まれますが、頭が腫れ上がり目もつぶれてるような状態でも逆に回復する可能性があります。
外傷がなく、神経症状がでている個体は回復する見込みが難しいとともにその後の飼育方法に課題がついてきます。

レスキューの看護室ではこのような状態でも命を取り留めた事例や飼育途中から神経症状がでて持ち込まれた個体がいますが、自食ができるようになるまでに時間がかかる場合、もしくはできない場合、どちらもとても大変になります。

3年ぐらい経ち、投薬や検査などおこなった個体もいますが、原因は不明のまま半身不随の状態で今に至るこも何羽かいます。


かわいそうですが、この子は冷凍保存して火葬募金がたまったら火葬します。
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